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2023.8.27 | BLOG

エンボス加工のパンフレット[実績]

弊社では、デザインから印刷までワンストップで提案させていただいております。

 

今回は「エンボス加工」を用いたパンフレットをご紹介。

 

 

そもそもエンボス加工とは…?

 

エンボス加工は、英語で「浮き上がらせる」という意味を持ち、これは版画の一手法でもあります。この技法は「型押し」や「空押し」とも称され、特に「エンボッシング」とも呼ばれます。この方法では、細かい凹凸が施された版に紙を置き、インクを使用せずにプレス機で押すか、バレン(ローラー)で圧力をかけて、紙にその凹凸を転写します。

 

日本の浮世絵では、このエンボス技法が非常に積極的に用いられました。特に「きめ出し」と呼ばれる方法では、色摺りが完了した紙を専用の深い凹凸が施された版に乗せ、プレスで質感を立体的に表現します。また、「空摺(からずり)」という手法では、紙を湿らせて墨線に相当する部分が凹んでいる版に乗せ、圧力をかけます。

 

エンボス加工は無彩色でも美しい模様を生み出すことができ、色彩に頼らずに摩耗に強い作品を作ることが可能です。さらに、触感にも多様性を持たせることができます。これらの特性から、エンボス加工は工業的にも多くの応用があります。装飾用途、パステルなどの画材がよく乗るような特殊な紙(エンボス紙)、車のナンバープレート、クレジットカード、さらには視覚障害者向けの点字など、その利用範囲は驚くほど広いです。

 

印刷だけではなく、建築にも用いられている技法でとても古くからの歴史をもつ加工でした…(今回調べてはじめて知りました…)

 

 

今回、こだわったのは、表紙は真っ白の紙にエンボス加工をおこない

裏面のグリーンの面にも影響を与えて成立させることです。

 

 

 

パンフレットの形はロゴマークの台形の比率をそのまま再現しました。

 

 

印刷の加工でも工夫・提案が可能です。

気になる時は遠慮なくお申し付けくださいね!

 

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